先物取引とは、将来ある商品を売り買いする取り決めを行う事です。
「3ヶ月後に小麦を1トン、トン当たりxx円で買う」といった契約をすることが先物取引です。
先物取引の仕組み
先物の用語
原資産 : 指定した証券や商品。小麦の先物なら小麦、日経平均先物なら日経平均 限月 : 先物契約の期限が切れる月、またはその期限 現物 : 先物に対して、現在市場で取引されている現物 標準物 : 先物取引のために、原資産の規模・銘柄などを標準化したもの
先渡取引
先渡取引(フォワード取引)とは、『ある特定の相手と、将来のある時期に、
ある価格で取引することを、現時点で約すること』です。
個別の相手と契約するため取引の取り消しは出来ません。つまり、先渡取引をしたら、
必ず決められた日に、決められた商品を買い取る(または引き渡す)必要があります。
実際の取引は将来のある時期に起こり、通常資金決済も取引と同時に行われます。
典型的な先渡取引には為替予約取引があります。
先物取引
先物取引(フューチャー取引)とは、『将来のある時期に引き渡される原資産を、
市場において、現時点の先物価格で取引する』ものです。
つまり、ある特定の相手と特定の契約を交わすのではなく、市場で既に取引されている
標準化された先物契約を、市場で決められた値段で売買するわけです。
なお、取引の単位や期日は固定されており、変更する事は出来ません。
市場では、毎日先物の取引が行われており、取引時間中であれば容易に取引ができます。
一度行った取引を取り消したければ、反対取引を行うことにより簡単にその取引を
取り消すことが出来ます。