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原価計算について

 管理会計の出発点でもある『原価計算』について見てみましょう。

原価計算とは

 原価計算とは、『原価』を計算することです。そもそも『原価』とは、
以下のように定められています。

 原価計算制度において、原価とは、経営の一定の給付にかかわらせて、
 把握された財貨又は用益の消費を、貨幣的に表したものである
 (『原価計算基準』(1962年制定))

つまり、原価とは、製品やサービスを作り出すために消費された財貨や用益
(=材料費や労務費、電気料、ガス代など消費した部分を金額で表現したもの)
ということになります。

原価計算の目的

原価計算には以下の3つの目的があります。

 @ 財務諸表の作成に必要な原価を提供する (財務会計目的)
 A 原価管理に役立つ原価情報を提供する  (原価管理目的)
 B 予算統制に役立つ原価情報を提供する  (予算統制目的)

管理会計ではAとBが関係しますが、Aは原価の標準となる『標準原価』(standard cost)を定めて、 実際の原価をこれに近づけるように導きながら、原価管理を進めて、無駄な原価の発生を排除しようとするものです。

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