自動車保険の仕組みや種類について、もっと深く理解してみましょう。
自動車保険とは
自動車保険とは、自動車の利用に伴って発生し得る損害を補償する損害保険であり、
強制保険と任意保険とに分類されます。
強制保険は、自動車損害賠償保障法によって、自動車および原動機付自転車を使用する際に
加入が義務づけられている損害保険で必ず加入します。ただし物損に対する賠償は適用されません。
ただ、万が一事故などが起きた場合、強制保険の保険金だけでは全く足りない事が多いため、
通常は任意保険の自動車保険に追加加入することが一般的です。
ノンフリート契約とフリート契約
主に個人向けの『ノンフリート契約』では、事故率の低い対象を優遇する等級別料率制度を採用し、
等級によって保険料率が変化します。事故などを起こして保険金が支払われた場合は契約の等級が下がって
翌年度以降の保険料が増額されます。この点は他の損害保険とは異なる点です。
主に企業向けとなる『フリート契約』では、ある一定期間の事故率を審査して、
翌年度の保険料に直接反映させる仕組みとなっています。
保険料はフリート契約の方が安い場合が多いですが、一度の事故で支払われた保険金がそのまま反映されるため、
大きな事故が発生すると翌年度の保険料が急激に増加するというリスクもあります。