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証券分析

 証券投資を行うにあたっての分析手法である証券分析と
ポートフォリオ理論の概要についてご説明します。

株式分析の手法

 一般に、資産の価値は、その資産が生み出す将来のキャッシュフローの 現在価値の合計として求められます。これは、 『割引キャッシュフロー・モデル』と呼ばれています。 これの他に代表的な株式分析の手法としては以下のようなものがあります。

配当割引モデル

将来期待される1株当たりの配当の現在価値から
理論株価を求める伝統的手法を『配当割引モデル』といいます。

フリーキャッシュフロー割引モデル

企業が生み出すフリー・キャッシュフローから株式価値を求める手法を
『フリーキャッシュフロー割引モデル』といいます。

残余利益モデル

毎期の残余価値から株式価値を求める手法を
『残余利益モデル』といいます。

ポートフォリオ理論

 ポートフォリオ理論は、確率・統計を基礎とした現代の投資理論で、
MPT(Modern Portfolio Theory、現代投資理論)と呼ばれます。
そのMPTの中から代表的な2つのモデルをご紹介します。

CAPM(資本資産評価モデル)

市場均衡のもとでは、投資家は同じ利子率で貸借可能な安全資産と
市場ポートフォリオの組み合わせの中から、最適なポートフォリオを
選択する、という理論を『CAPM』(資産資本評価モデル)といいます。

APT(裁定価格理論)

CAPMでは、株式のリターンを決定づけるファクターとして、
ただ1つのファクターの存在を仮定したのに対して、
誰もが観測できる複数のファクター(経済的要因)で
証券のリターンを導く方法を『APT』(裁定価格理論)といいます。
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