身近になった投資信託が運用される仕組みを理解しよう!
投資信託とは?
投資信託とは、不特定多数の投資家から集めた資金で1つの信託財産を形成し、 これが投資信託委託会社によって有価証券などに投資・運用され、 ここから生じる収益を投資家に分配することで成り立っている金融商品です。
投資信託の仕組み
投資信託は、投資家(受益者)、証券会社・銀行(販売金融機関)、 投資信託委託会社(委託者)、信託銀行(受託者)の4者から 成り立っています。
@ 投資信託委託会社と契約を交わしている証券会社・銀行は、 ファンドの募集を行い、これに応じて一般の投資家は申込み代金を払い込みます。
A 払い込みを受けた証券会社・銀行は、ファンドの募集を締め切った後、 速やかにその資金を投資信託委託会社に引き渡します。
B 資金を受け取った投資信託委託会社は、その金銭の全額を信託契約に基づいて 信託銀行に設定します。信託銀行は、この資金の管理・保全・計算事務の 受託を行います。この資金は『信託金』と呼ばれます。
C 信託金の設定を受けて、投資信託委託会社は信託金に相当する額の 受益証券の発行を行います。『受益証券』とは、金銭を払い込んだ 一般の投資家が運用収益を受け取ることが表象されている有価証券です。
D 受益証券の発行を受けた証券会社・銀行は、この受益証券を 金銭を払い込んだ投資家に対して交付することになります。 この時点で『投資信託』という商品の運用がスタートします。
E 投資信託委託会社はのファンドマネージャーは、その時々の 金融・経済等のコンディションを見ながら、信託財産の運用方法を 信託銀行に指図していきます。
F この運用によって得られた収益が証券会社・銀行の窓口を通じて 投資家に対して分配金や償還金として支払われます。